解体工事の一括見積もりWebサービス「クラッソーネ」を運営する株式会社クラッソーネ(愛知県名古屋市、代表取締役:川口哲平、以下「当社」)と、プラント設備の解体工事を手掛けるベステラ株式会社(東京都江東区、代表取締役社長:吉野炳樹、証券コード:1433、以下「ベステラ」)は、解体業界のDX化を推進することを目的に、本日9月9日より資本業務提携を開始いたしました。本提携により、クラッソーネが解体工事のマッチングプラットフォーム事業で培ったIT技術と、ベステラが長年のプラント解体事業で培った独自の解体施工ノウハウを相互の事業に活かすことにより、顧客提供価値の向上と解体業界のDX化を推進することを目指します。
背景及び経緯
当社は、住宅の解体工事領域で、全国約1,600社の専門工事会社と施主をマッチングする一括見積もりWebサービス「クラッソーネ」を運営しており、これまでに累計約10万件以上の問い合わせ実績、累計約1万件以上の工事契約実績(※1)があります。 “着手金保証”“完工保証”“第三者賠償責任保険”を組み合わせた「クラッソーネ安心保証パック」(※2)や、最短1分で解体工事の概算費用を把握できる「解体費用シミュレーター」(※3)を無料で提供し、ITやWeb技術を活用することによって、オンラインで空き家等の解体に伴う不安解消、社会課題化している空き家問題解決への取り組み強化を行っています。今後は施主と解体工事会社のマッチングのみならず、解体施工の品質管理を強化することで、施主により品質の高い工事を提供するとともに、適切な解体工事と廃材処理を徹底し、建物や資源の循環再生に貢献していくことを目指しています。
ベステラは、電力、製鉄、石油精製、石油化学などの大規模なプラント設備の解体工事を主たる事業とし、全国各地での多数の工事実績があります。球形貯槽(ガスタンク)をりんごの皮を剥いていくように切断を行う「リンゴ皮むき工法」などの複数の解体特許工法や、長年のプラント解体で蓄積された、PCB含有の変圧器(トランス)などを無火気で解体するなどの独自のノウハウにより、解体更新時期をむかえる全てのプラント設備に対して、安全かつ適切で効率的な解体工事を提供し続けています。今後の戦略として、中期経営計画2025では「デジタルトランスフォーメーションの推進」を掲げ、プラント解体市場にデータとデジタル技術を活用し、ビジネスモデルに変革を起こすことで、競争優位性の確立を目指しています。
解体の市場は年率5~6%程度で成長しており(※4)、解体業界で異なる強みを持つ両社が提携してノウハウや技術を提供し合うことによって、シナジーを生み出し解体業界の施工品質向上やDX化推進に繋げていくことは、業界にとって大きな価値があると考えています。そこで、今回、IT技術をもつクラッソーネと、解体施工の技術やノウハウをもつベステラが相互に技術提供を行うことを目的として、資本業務提携の締結に至りました。
ベステラ株式会社との資本業務提携について
本提携では、両社のもつ知見や技術を相互に提供することで、それぞれの顧客提供価値や事業成果の向上に繋げるとともに、シナジーを生み出すことで、解体業界全体の品質向上とDX化の推進に貢献することを目指しています。
具体的には、クラッソーネのITの知見をベステラに提供し、プラント解体市場のDX化を推進することで、より環境貢献度の高い脱炭素解体工事を追求していくとともに、クラッソーネはベステラの解体施工技術やノウハウを活用して、住宅解体工事の品質管理を強化し、業界の施工品質基準を向上させ、適切かつ高度な廃材処理を実現することで、資源の持続可能性に配慮した建物や資源の循環再生を、当たり前の文化にしていくことを目指します。
(※1)旧サービス「くらそうね解体」の実績含む
(※2)空き家処分の不安を解消するための新サービス完全無料型「クラッソーネ安心保証パック」を提供開始(2020年9月29日)
(※3)解体費用シミュレーター https://www.crassone.jp/simulator/
(※4)矢野経済研究所が「建築物ストック統計(国土交通省)」及び「企業向けサービス価格指数・産業廃棄物(日本銀行)」を用いて算出
代表者のコメント
ベステラ株式会社
代表取締役社長
吉野 炳樹 氏Akitatsu Yoshino
私たちは、創業時より「壊すときには造ったときの逆をやればいい」という発想に『NO!』と言うことからスタートしました。「理にかなった解体は、シンプルで美しい。」つねにベストなシナリオを考え続け、「進化する独創的な解体技術」、建造のプロセスを単に逆にたどるのではなく、まったく新しい視点でプラント解体を発想する、それが当社の財産であると、私は考えます。今回、解体ビジネスにITやWeb技術を活用した新しい視点により業界全体のDX化を推進するクラッソーネ様と出会えて大変光栄に感じております。解体業界の社会的価値向上の為、クラッソーネ様と共に事業を推進していきたいと考えております。 |
株式会社クラッソーネ
代表取締役CEO
川口 哲平Teppei Kawaguchi
当社は「『街』の循環再生文化を育む」というビジョンを掲げ、解体工事を通じて多くの人々の豊かな暮らしの実現を目指しています。かねてより、顧客提供価値向上のために、解体施工の知見が必要であると考えておりましたので、このたび、長年の解体事業のご経験から、安全かつ効率的な独自の解体工法やノウハウをお持ちであるベステラ様と提携させていただくことになり、大変嬉しく思います。双方の知見を活かし合い、ベステラ様とともに、解体業界全体のDX化推進や、サービス品質、環境貢献度の向上を目指していきたいと考えております。 |
ベステラ株式会社について(会社概要)
本社 | 〒135-0023 東京都江東区平野3-2-6 木場パークビル |
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代表者 | 代表取締役社長 吉野 炳樹 |
設立 | 1974年2月 |
資本金 | 744,328,000円(2022年4月30日現在) |
証券コード | 1433 |
URL | https://www.besterra.co.jp/ |
事業内容 | プラント解体事業・3D計測サービス事業・人材サービス事業 |
株式会社クラッソーネについて(会社概要)
本社 | 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅5丁目7番30号 名駅東ビル4F |
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代表者 | 代表取締役CEO 川口 哲平 |
設立 | 2011年4月1日 |
資本金 | 952,985,520円(資本準備金含む) |
URL | http://www.crassone.co.jp |
事業内容 | 解体工事領域で、全国約1,600社の専門工事会社と施主をマッチングする一括見積もりWebサービス「クラッソーネ」を運営 |
「クラッソーネ」サービス概要
2020年4月に全国展開した新サービス「クラッソーネ」は、解体工事領域で、全国約1,600社の専門工事会社と施主をマッチングする一括見積もりWebサービスです。特長としては、物件情報を入力するだけで、最大6社のおすすめ工事会社を紹介します。施主に対し工事会社を直接紹介することで、工事会社の多重下請け構造を解消し、施工費のコストダウンにつながることはもちろん、施主の希望条件に合わせて最適な工事会社を紹介します。見積もり内容の相談から工事完了まで運営がサポートし、契約の取り交わしは電子契約を採用しており、全てWeb上で完結できます。施主は工事会社の口コミや工事実績を閲覧でき、着手金保証や完工保証などを組み合わせた「クラッソーネ安心保証パック」(無料)を利用することにより、安心して工事を行うことが可能です。
また、最短1分で解体工事の概算費用を把握できる「解体費用シミュレーター」も提供しており、シミュレーターを利用した公民連携での空き家対策事業が、令和3年度・令和4年度の国土交通省「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に2年連続で採択されています。本事業を通じて空き家解体の検討を早期化することによって、社会課題である「空き家問題」の解決や、昨今注目を集めている「住まいの終活」の推進に取り組んでいきます。
施主向けサービス「クラッソーネ」
URL | https://www.crassone.jp |
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施主利用料 | 無料 |
<主な機能・サービス>
工事会社情報閲覧 | 工事会社について「対応マナー」「追加費用」「工事品質」「工期遵守」「近隣配慮」の5項目から定量的な評価や口コミを確認可能 |
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メッセージ送受信 | 工事会社と直接メッセージの送受信が可能 |
専門スタッフ相談 | 解体工事における不安点や疑問点について「クラッソーネ」担当スタッフへ相談でき、見積もり内容の相談から工事完了までを一気通貫でサポート |
契約締結 | ドキュサインを用いた電子契約により契約手順を簡略化 |
工事会社向けサービス「クラッソーネ ビズ」
URL | https://www.crassone.jp/biz/index |
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<工事会社の「クラッソーネ」利用メリット>
集客効果 | 自社の口コミや会社情報を確認した施主のみが本見積もりを申し込むため、受注確度が高い顧客を獲得可能 |
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業務効率アップ | アプリ上で見積もり作成と顧客への送付ができるなど業務手順の効率化が可能 |
<利用申し込み方法:下記の専用フォーム、専用フリーダイヤルから申し込みを受け付け>
専用フォーム | https://go.crassone.jp/signup |
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フリーダイヤル | 0120-849-165 |
<ご参考>当社の実績について
- 受賞実績
第2回あいちサービス大賞 特別賞受賞(2020年2月)
受賞テーマ:家づくりにおける解体・外構工事のマッチングサービス - イベント、セミナー開催実績
アスベスト規制強化の法改正が成立、内容と経緯を専門家が解説するセミナーを開催
~約100社の解体工事会社に向け、法改正における対策とポイントをレクチャー~(2020年6月25日)withコロナ時代の解体業界動向や成功事例を解説するWebセミナーを開催
~33社の解体工事会社に向け、解体業界動向や成功事例を紹介~(2020年8月26日)「社会問題化する空き家に対し、今必要な施策」を解説するセミナーを開催
~空き家課題解決には公民連携は必須、課題は「事業スキーム」「信頼関係」「公平性」~(2021年5月25日) - 調査実績
【空き家所有者の意識調査】
空き家所有者の約6割は活用を望むも、4割強が「何もしていない」実態が明らかに
空き家放置の二大理由は「負動産問題」、「コスト問題」
有効な行政施策ベスト3は「補助金の充実」「窓口設置」「固定資産税が上がらない仕組みづくり」(2021年3月25日)【空き家所有リスクの意識調査】
約6割が空き家のリスクを認識するも、半数以上が防災対策をしていない実態
30代は約8割が対策をしている一方、50代以上は約3割と年代差が顕著
リスクTOP3は、「不法な侵入・投棄」「気象災害による倒壊」「老朽化による損傷・倒壊」(2021年6月2日)【全国約1,000名 空き家所有者の意識調査】
「県外空き家」所有者の4割は空き家活用/処分の行動をせず
6割以上が空き家所在自治体の支援対策を認知していない実態
~空き家課題解決の鍵は「県外空き家」、遠いほど活用意識が低い結果に~(2021年9月16日)【第2回:全国約1,000名の空き家所有者へ意識調査を実施】
空き家所有の理由1位が「相続」で4 割、増加傾向で団塊世代から団塊ジュニアへ移行
空き家を居住用・セカンドハウス等で活用したい人は6割と、半年で14ポイント増加
~所有する空き家に対する愛着や地域貢献意識の高まりを背景に、自身での利活用意向が高まる~(2022年3月30 日) - 空き家活用マップ
昨今、空き家問題の原因である「どう対応したらよいかわからない」という課題解決を目的として、戸建て住宅の利活用に関する相談先や活用事例が一覧でわかる「空き家活用マップ」を発表(2020年12月8日) - 自治体連携まとめ
【建設テックのクラッソーネ、空き家対策に関する自治体連携実績が30自治体を突破】解体費用シミュレーター利用は累計16,000件超、危険空き家除却の実例も~15万件の見積もりデータや解体工事の知見を活かし、自治体の空き家の適切な管理・除却を促進~(2022年7月7日)
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