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福島県本宮市と 「空き家除却促進に係る連携協定」を締結しました!


 解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営する株式会社クラッソーネ(愛知県名古屋市、代表取締役CEO:川口 哲平、以下「当社」)は、福島県本宮市(以下、「本宮市」)と「空き家除却促進に係る連携協定」を締結いたしました。昨今、全国的にも社会課題となっている空き家問題への対策として、本宮市の空き家除却を推進することで、安全安心なまちづくりを目指します。また本締結で、当社の自治体連携の実績は115自治体(行政運営の団体含む)となりました。

協定締結の背景

 近年、空き家が増加し社会課題となっています。総務省発表「令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)結果」(※1)によると、全国の空き家数は900万件、空き家率は13.8%と、過去最高の水準となっています。福島県では、空き家の戸数は131,000戸、住宅数に占める空き家の割合としては15.2%と、いずれも平成30年と比較して増えています。

 本宮市では、令和4年度に実施した空き家実態調査により、令和4年度末時点で、518件の空き家があることを把握しています。こうした空き家に対応するため、令和6年3月に改訂した「本宮市空家等対策計画」を踏まえ、空き家の発生予防等対策を講じておりますが、空き家問題の解決には相続などの登記、不動産売買、解体など各種専門家の力が必要であり、行政として特定の事業者を紹介できないジレンマから問題解決に至らないものあります。そういった状況から、空き家所有者等に対する実効性のある空き家対策が必要となっています。

 当社は、解体工事領域で、全国2,000社以上の専門工事会社と施主をマッチングするサービス「クラッソーネ」を運営しており、これまでに累計15万件以上のご利用者実績(※2)があります。また、「解体費用シミュレーター」や「すまいの終活ナビ」を利用した公民連携での空き家対策事業が、令和3年度から令和5年度の国土交通省「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に3年連続で採択され、現在は全国114自治体(本宮市除く)と公民連携による空き家対策を進めています。

 今回、本宮市や当社のそれぞれが持つ資源や特長を活かしながら、本宮市内の老朽化し危険な状態にある空き家の除却促進に向けて連携協力を図り、空き家の適正な管理の推進に寄与することを目的として、協定の締結に至りました。取り組みを通じて、空き家の課題を解決するとともに、当社運営の「解体費用シミュレーター」をはじめとしたIT技術やデータを活用して、自治体担当者の住民対応の質の向上や業務効率化など、自治体DXの推進に寄与します。

(※1)総務省「住宅・土地統計調査」:https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/tyousake.html
(※2)旧サービス「くらそうね解体」の実績含む

協定に基づく主な取り組み内容

  1. 空き家所有者に対し、解体の概算費用を提示する「解体費用シミュレーター」を紹介
    (URL:https://www.crassone.jp/simulator/fukushima/motomiyashi
  2. 空き家の建物情報をもとに、管理コストや解体費用・土地売却査定価格をまとめたレポートを発行できる「空き家価値査定シート」の活用
  3. 空き家所有者等へ空き家解体の進め方に関するフライヤーを活用
  4. 市民や空き家所有者からの相談や空き家対策施策に、当社のサービスや情報を活用

代表者のコメント

本宮市 建築住宅課長

本宮市においては、空き家対策としてこれまで空き家バンクの運営、相談会、及び講演会の開催等実施してきましたが、空き家問題の解消に至っていない現状がございます。要因といたしまして、空き家対策は、所有者が行動しないと解決へ繋がらないことから、これまでの対応では、所有者にアクションを起こしていただくまでに至らなかったものであります。そこで、今回株式会社クラッソーネ様の力を借りることで、空き家問題解消の選択肢の一つとして、有効なツールを所有者へ提示できることから、所有されている空き家に対し「じぶんごと」として捉えてもらえるよう行政として実効性のある空き家対策が可能となることを期待しております。

株式会社クラッソーネ 代表取締役CEO
川口 哲平Teppei Kawaguchi

当社は「『街』の循環再生文化を育む」というビジョンを掲げ、解体工事を通じて多くの人々の豊かな暮らしの実現を目指しています。事業を行う中で、空き家問題の高まりを感じており、またその解決には自治体と民間事業者の連携が重要だと考えています。この度、本宮市と連携協定を締結し、解体の領域で空き家対策のご支援ができることを嬉しく思います。弊社の解体に関する知識や経験・IT技術を活用し、空き家所有者へ具体的な情報提供や解決策を提示し、安全安心なまちづくりに向けてに尽力してまいります。

「解体費用シミュレーター」とは

 スマートフォンやパソコンから10個の質問に答えるだけで、遠隔地からでも解体費用の相場が把握可能なサービスです。過去12万件の見積もりデータをもとに概算費用を算出しており、個人情報の登録をすることなく利用することができます。

「空き家価値査定シート」とは

 「空き家価値査定シート」は、対象の空き家の構造や土地面積等の情報をもとに、空き家を放置した際にかかる想定コストや、空き家処分の際の解体費用、土地売却査定価格をまとめたレポートです。空き家の放置・処分コスト等の情報を所有者へ提供することで、空き家の適切な管理や処分の検討を支援し、管理不全空き家の解消を促進します。また、空き家所有者啓発に関する文書作成における自治体担当者の工数削減にも貢献します。

連携協定締結実績のある福島県内の市町村

塙町

本宮市について(概要)

 本宮市は、福島県のほぼ中央に位置する「福島のへそのまち」として、東西南北にアクセス抜群で、生活の利便性と豊かな自然が共存しています。優れた立地条件で、福島県を代表する内陸型の物流工業都市として栄えております。また、人口動態については、令和3年から令和6年にかけて、転入超過となっており、⁩4年連続で社会動態が増加しております。

株式会社クラッソーネについて(会社概要)

本社 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄2丁目11-30 セントラルビル5階
代表者 代表取締役CEO  川口 哲平
設立 2011年4月1日
資本金 1億円
URL http://www.crassone.co.jp
事業内容 解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営

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