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クラッソーネと空き家除却促進に係る連携協定を締結した愛知県南知多町が 第34回「住生活月間」における功労者として国土交通省より表彰されました


 愛知県南知多町(以下「南知多町」)が、当社との取り組みを含めた官民連携による空き家対策事業について評価され、国土交通省が定める第34回「住生活月間」において、功労者として「住宅局長表彰」を受賞しました。
 受賞理由となった事業の功績の1つとして、当社の解体費用シミュレーターを使用した空き家対策により、特定空き家の除却を促進したことが紹介されました。

「住生活月間」における功労者表彰について

 国土交通省では、毎年10月を「住生活月間」と定め、国民の住意識の向上を図り、豊かな住生活を実現するため、総合的な啓発活動を展開しています。
 この「住生活月間」の行事の一環として、住意識の向上、ゆとりある住生活の実現及び建築物の質の向上を図るため、各分野において活躍された個人・団体に対し、功労者表彰を行っています。

<国土交通省の参考ページ>
令和4 年度「住生活月間」を実施します ~見つけた! ほっとできる住まい~(2022年9月9日発表)
第34回「住生活月間」における功労者表彰を行います(2022年10月7日発表)

南知多町の「官民共創」による空き家対策事業

 愛知県南知多町は約5軒に1件が空き家という県内で最も空き家率の高い市区町村です(※)。町内に存在する約1,100戸の空き家(平成30年住宅・土地統計調査より)の内、倒壊のおそれがあるなど周辺の住環境に悪影響を及ぼす特定空家等は154件(令和4年3月末時点の累計)まで増加しています。
 これまで「空き家バンク制度」や「南知多町空家等の適正な管理に関する条例」により、空き家対策を実施してきましたが、今後も空き家対策を継続するにあたって、人口減少に伴う財政状況の悪化や、予算や人手の不足が課題となっています。
 そこで南知多町は、行政と民間がお互いの利益になる仕組みを共に創ることを目指した「官民共創」による空き家対策事業を実施しています。

(※)平成30年の住宅土地統計調査では空き家率21.6%

事業での取り組み内容

  1. 空き家見守り社会実験(ヤマト運輸株式会社)
    物流企業のネットワークを活用した空き家の見守りサービスのニーズの検証と、空き家所有者を対象として、見守りサービスや空き家相談についてモニター調査を実施する。
  2. 空き家のお宝発掘社会実験(ブックオフコーポレーション株式会社、株式会社浜屋、一般社団法人日本リユース・リサイクル回収事業者組合、空き家コンサルティング株式会社)
    空き家内の不用品を事業者が買取することで、空き家所有者の不用品処分の負担を軽減することを検証し、課題解決モデルを作成する。
  3. 空き家除却促進に係る連携協定(株式会社クラッソーネ)
    空き家所有者などに対し、解体費用シミュレーターを使用した解体工事の概算費用を提示し、クラッソーネのサービスやノウハウを活用することで、空き家の解体を促進する。

クラッソーネと南知多町による空き家対策の取り組みと実績

1)クラッソーネと南知多町による「空き家除却(解体)促進に係る連携協定」

 連携を通じて、町内の特定空家等の所有者に対して空き家解体を促すことで、豊かな街づくりを目指しています。

 具体的な取り組みとしては、下記の4点です。

  • 特定空家等の物件所有者に対し、「クラッソーネ」の解体費用シミュレーターを使って概算の参考価格を提示(https://www.crassone.jp/simulator/aichi/chitagumminamichitacho)
  • 空き家除却(解体)を検討している相談者へフライヤー配布、セミナー開催を検討
  • 住宅の建て替え検討している相談者へフライヤー配布
  • 南知多町内の住民や事業者へ本取り組みに関することや空き家解体に関することについて情報発信

<参考リリース>
建設テックのクラッソーネ、南知多町と空き家除却(解体)促進に係る連携協定を締結特定空家等の所有者に「くらそうね」を紹介し、空き家解体を促進し豊かなまちづくりへ~解体費用シミュレーターで概算価格の見える化や、セミナー開催により解体工事の啓発に寄与~(2021年8月25日)

2)特定空き家解体の実績

 約638万円の解体費用がかかると見積もりが出ていた特定空き家等について、一括見積もりサービス「クラッソーネ」にて再度見積もりを取得したところ、約366万円と約4割近く費用削減ができたことにより理解が得られ、所有者の親族により解体工事が行われたため、行政代執行を回避することができました。

3)自治体が抱える課題や公民連携の活用事例を解説するセミナーを開催

 南知多町を含む公民連携に取り組む自治体やベンチャー企業が、「空き家施策における公民連携」をテーマとしたセミナーを合同開催しました。南知多町 空き家対策係長の堤田氏は「官民共創」の必要性を示し、講演やトークセッションにて公民連携の実際の取り組みを紹介しました。参加した自治体職員からは、「予算や職員が減少する中、官民連携はこれから更に重要になってくると感じた」「官民連携について不安を感じていたが、当市での空き家対策にも、活かしていけるのではないかと思った」といった声が上がっており、官民連携に向けた他自治体の意識の向上に貢献しました。
 本セミナー全体では104自治体181名が参加し、91名からアンケートの回答を回収し、「大変満足(36.3%)」または「やや満足(58.2%)」と回答した参加者は94.5%となりました。

<参考レポート>
【空き家問題解決に向けたベンチャー企業との「公民連携」最前線】自治体が抱える課題や公民連携の活用事例を、相続・利活用/売却・除却の視点から解説~空き家に課題を抱える全国104自治体181名が参加~(2022年5月10日開催)

南知多町の概要

 愛知県知多半島の最南端に位置し、半島の先端と沖合に浮かぶ篠島・日間賀島等の島々からなっている。都市地域への生鮮な魚介類を提供する魚の町・漁業の基地、海水浴や天然温泉が楽しめる観光地である。
https://www.town.minamichita.lg.jp/

株式会社クラッソーネについて(会社概要)

本社 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅5丁目7番30号 名駅東ビル4F
代表者 代表取締役CEO  川口 哲平
設立 2011年4月1日
資本金 1,452,985,020円(資本準備金含む)
URL http://www.crassone.co.jp
事業内容 解体工事領域で、全国約1,600社の専門工事会社と施主をマッチングする一括見積もりWebサービス「クラッソーネ」を運営

「クラッソーネ」サービス概要

 2020年4月に全国展開した新サービス「クラッソーネ」は、解体工事領域で、全国約1,600社の専門工事会社と施主をマッチングする一括見積もりWebサービスです。特長としては、物件情報を入力するだけで、最大6社のおすすめ工事会社を紹介します。施主に対し工事会社を直接紹介することで、工事会社の多重下請け構造を解消し、施工費のコストダウンにつながることはもちろん、施主の希望条件に合わせて最適な工事会社を紹介します。見積もり内容の相談から工事完了まで運営がサポートし、契約の取り交わしは電子契約を採用しており、全てWeb上で完結できます。施主は工事会社の口コミや工事実績を閲覧でき、着手金保証や完工保証などを組み合わせた「クラッソーネ安心保証パック」(無料)を利用することにより、安心して工事を行うことが可能です。
 また、最短1分で解体工事の概算費用を把握できる「解体費用シミュレーター」も提供しており、シミュレーターを利用した公民連携での空き家対策事業が、令和3年度・令和4年度の国土交通省「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に2年連続で採択されています。本事業を通じて空き家解体の検討を早期化することによって、社会課題である「空き家問題」の解決や、昨今注目を集めている「住まいの終活」の推進に取り組んでいきます。

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