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3.マインドマップを利用し、メンバーとサイトの全体像を話し合う | リアルタイムSEO日誌


マインドマップを利用し、メンバーとサイトの全体像を話し合う

今回の流れと目的

今回の流れ

今回のブログでは、マインドマップを利用して、メンバーとサイトの全体像を話し合う様子を綴っていきます。

これから私たちが歩むサイト設計の段階としては、
1.メンバーとサイトの全体像を話し合い、考え得るコンテンツを列挙する
2.挙がった候補から良い物選別し、大まかなコンテンツマップを作る
3.一つ一つのコンテンツについて掘下げる
4.各ページにキーワードを当てはめていき、細かいコンテンツマップを作る
という4ステップになりますが、今回はその中の1ステップ目に当たります。

「ディスカッションの方法」や「実際の会話の様子」、そしてブログの最後には「ディスカッションを通じて得られたもの」をご紹介したいと思います。

今回の目的

今回の目的は、「考え得るコンテンツを出来るだけ列挙し、サイトとしての可能性を少しでも広げる」ということです。

第1回のブログで触れたように、私達は「収益を生む解体工事のポータルサイト(マッチングサイト)を作る」というゴールがありますが、限られた期間内では作成できるコンテンツの量にも限りがあります。そこで、まずはコンテンツの候補を挙げ、その中からより価値があるものだけを作成する必要があります。

候補が多い方が、最終的に良い物にたどり着ける可能性が高い

しかし、そもそも候補の中に価値あるコンテンツが含まれていなければ、最終的に出来上がるのは価値の無いサイトになってしまいますから、「いかに沢山の候補を挙げることができるか」が成功の鍵となります。今回は「マインドマップ」と「メンバー全員の思考回路」という2つのツールを使って、沢山の候補を挙げることに集中していきたいと思います。

マインドマップを用いたディスカッションの進め方

マインドマップとは

マインドマップとは

マインドマップという言葉を耳にされた方もいらっしゃると思いますが、念のため簡単にご紹介します。

マインドマップとは一言で言えば、「元になるキーワードを起点にアイデアを放射状に記していくことで、アイデアの連鎖を促し、より優れた発想へたどり着くためのツール」です。もとはイギリス人のトニー・ブザンという人が提唱したのですが、マーケッターの神田昌典氏(営業・マーケティングの分野では非常に有名な人です)が日本へ紹介したことで広く認知されるようになりました。

Wikipediaによると、マインドマップの定義として次のようなルールが定められているとのことでした。

提唱者のトニー・ブザンは、マインドマップについて以下に示す12のルールを定めており、「それに従っていないものはマインドマップとは呼べない」と主張している。

  • 無地の紙を使う
  • 用紙は横長で使う
  • 用紙の中心から描く
  • テーマはイメージで描く
  • 1つのブランチには1ワードだけ
  • ワードは単語で書く
  • ブランチは曲線で
  • 強調する
  • 関連づける
  • 独自のスタイルで
  • 創造的に
  • 楽しむ!

マインドマップ – Wikipedia

マインドマップは一人で行う思考術として利用されることが多いのですが、今回は複数人数でテンポの良い流れを作ることを意識したため、多少スタイルを崩し、アレンジを加えています。厳密にはトニー・ブザンが唱えた物とは異なるのかもしれませんが、同様の効果は発揮できたと思います。

それでは、今回のディスカッション用にアレンジした進め方を順を追ってご紹介します。

手順1:真ん中にモチーフとなる絵を書く

真ん中にモチーフとなる絵を書く

通常は紙を使って行うことが多いと思いますが、今回は複数人数で見やすいようにホワイトボードを使いました。

まず始めに行うのは、ボードの中心にモチーフとなる絵を描くことです。私達が作りたいのは「解体工事に関する全ての情報が詰まったサイト」ですから、描いたのは「解体のすべてがつまったサイト」という言葉と「解体に使う重機」、それから「サイトを見て満足したユーザーの笑顔」です。

「書くのは言葉だけでも良いのでは?」と思ってしまいがちですが、絵の方がイメージを働かせるのには効果的ですので(私の解釈です)、上手くなくてもしっかり描きます。

手順2:話題の切り口となるキーワードを書く

話題の切り口となるキーワードを書く

次に、先ほど描いたモチーフの周りに「話題のきっかけとなるようなキーワード」を書いていきます。

通常一人で行う場合には、特に規則性を設けずにモチーフから連想できるキーワードをどんどん書いていくのですが、今回はリーダーである私が事前に決めておいたキーワードを記載しました。

この理由として挙げられるのは次の3点です。
1.複数人数の場合は場が盛り上がるまで意見が出辛いため、アシストが必要
2.マインドマップ自体に不慣れなメンバーもいる
3.議論の方向性が大きくずれることを防ぐ

また、モチーフにつながるキーワードとして設定したのは、サイトの対象者として浮かんだ「解体工事を検討中・検討予定の人」、「解体工事に携わっている人」、「解体工事をする予定はない人」という3つです。更に、それにつながるキーワードとしては「役立つ情報」、「面白い情報」という2つを設定しました。

これは、前の回に薬剤師ネットの検証を通じて学んだポイントである「コンテンツごとに目的を明確すること大切さ」を踏まえての判断です。「情報の対象者」と「求められる情報の種類」を区分しながら話し合っていくことで、より有効なディスカッションになるのではないかと考えました。

手順3:切り口ごとにメンバーに意見を求める

切り口ごとにメンバーに意見を求める

ここからが具体的なディスカッションとなりますが、一つのキーワードに対して連想できるものをメンバーに聞いていきます。

例えば、
リーダー:「じゃあまずは解体工事を検討中・検討予定の人に役立つ情報を考えよう。では、A君よろしく!」
A君:「多分皆さんつまづくのは、”見積書の見方”ですね。」
リーダー:「おっいいね。まずは”見積書の見方(ボードに書く)”。では次にB君!」
B君:「解体というとトラブルが怖いから、”トラブルの事例”というのはどうですか?」
リーダー:「確かにそれも気になるポイントだね(ボードに書く)。じゃあCさん!」
               ・
               ・
               ・
というような会話になります。連想ゲームだと思って楽しく進めていくことがポイントです

手順4:新しく伸びたキーワードについて連想し、更に意見を求める

新しく伸びたキーワードについて連想し、更に意見を求める

最初のキーワードに対しての意見が出尽くしたら、次は新しく伸びたキーワードについて意見を深めていきます。

例えば、
リーダー:「じゃあ今度は”悪徳業者の見分け方”について話していこうか。今度はDさんからで。Dさんどう?」
Dさん:「そもそも普通の方は”どんな許可があるか”を知らないと思うので、それは気になりますね。」
リーダー:「なるほど。”どんな許可があるのか(ボードに書く)”。確かに大切だね。じゃあ、次はB君!」
B君:「悪徳業者の見分け方ポイントなんてあったら良いと思います。」
リーダー:「おお~。それは良さそうだ。”悪徳業者の見分け方(ボードに書く)”と。」
               ・
               ・
               ・
というような感じです。

このようにして、新しく出たキーワードを一つ一つ掘り下げていき、連想によってどんどんキーワードを増やしていきます。

手順5:意見が出なくなったら、次のキーワードに移る

意見が出なくなったら、次のキーワードに移る

キーワードに対して意見が出なくなったら、次のキーワードへと移ります。

ディスカッションを進めていくと、「キーワードB」について話し合っている最中にメンバーが「キーワードA」について閃くこともありますが、そんな時は「キーワードA」へ戻っていただいてもかまいません。また、全てのキーワードを一周した後、ボード上のキーワードから新たな閃きが降って来ることもあります。そのような閃きは貴重ですので、順番を気にせず書き留めていってください。

ディスカッションの中でキーワードを何回も行き来し、最終的に意見が出尽くしたらディスカッションの終了です。

マインドマップをもっと詳しく知りたい、活用したいという方へ

マインドマップについてもっと勉強したいという方や、自分でも活用したいという方に向けて、役立つ情報をご紹介します。

書籍

仕事に役立つマインドマップ―眠っている脳が目覚めるレッスン
私が唯一読んだマインドマップ関連の本です。本で体系的な知識を一通り学んだら、足りない知識をWebで補いながら練習していけば、十分身につくと思います。

Webサイト・ツール

Webでマインドマップを無料で学ぼう! – アシタノレシピ
マインドマップの無料情報まとめです。著者の”やまもとさをん”さんはご自身でもブログを書かれていますが、どちらもとても役立ちます。

Scanner Pro
画像をスキャンするipadアプリです。撮影角度による画像の変形を修正することができるので便利です。私自身ホワイトボードに書いたマインドマップを保存しておく際によく使います。

マインドマップフリーソフトを7つまとめて比較 – WEBマーケティング ブログ
最近は、マインドマップを書くためのフリーソフトも沢山出ています。一度使ってみるのもよいかもしれません。

ディスカッションを行う際の注意点

ディスカッションを行う際の注意点

気をつけるべき5つのポイント

今回の方法では、マインドマップを書く上で細かい点はあまり気にせずに書き進めていきましたが、ディスカッションの進行に当たっては気をつけるべき点がいくつかあります。

ここでは、その中でも特に重要な5つのポイントをご紹介します。

注意点1:和やかでリラックスした雰囲気を作り出す

幅広い意見が生まれるディスカッションとするためには、その下地となる雰囲気が非常に重要です。メンバーがかしこまって緊張しているような状態ではありきたりな意見しか生まれませんので、和やかでリラックスした雰囲気を作り出すことは重要です。

常日頃の組織の雰囲気もあるかもしれませんが、「仕事のための会議」というよりは「休みの日のバーベキューのための雑談」くらいの心構えで望む方が良いと思います。リーダー自らが冗談を言いながら砕けた雰囲気を作っていくことで、活発な意見が生まれる空気感を演出できます。

私達の場合は、よりリラックス感を出すために「音楽を流す」、「マーブルチョコを口にしながら進行する」といったことをしていました。

注意点2:出た意見には「いいね!」と言い、絶対に否定しない

日本人はディベート型のディスカッションをすることが多いため、発表された意見に対しての良し悪しを考えがちです。しかし、ここで大切なのは、「意見に対しては一切の良し悪しを考えず、絶対に否定をしない。」ということです。

今回のディスカッションの目的は「考え得るコンテンツを出来るだけ列挙し、サイトとしての可能性を少しでも広げる」ことですから、いかに沢山の意見が出るかが大切です。それにも関わらず、せっかく出された意見を「それは難しいと思うよ」、「それは求められていないんじゃないかな」というように否定してしまえば、メンバーは意見を言い辛くなってしまいます。

誰かが発表したときには、必ずリーダー自らが「いいね!」、「なるほど!」、「面白い!」というような言葉で褒め称え、意見の生まれやすい環境を作ることが重要です。

注意点3:リーダーがしゃべり過ぎない

長すぎる結婚式のスピーチと同じで、リーダーが発言の時間を占領してしまうと一気に場は冷めてしまいます。

リーダーは前に立って話している分、自らの意見を言いやすい立場にありますが、出来るだけ司会役に徹し、自分の意見を話すときは「メンバーの意見が出尽くした時」か「自分のアイデアで議論が大きく膨らむ可能性がある時」というように注意して進めると良いと思います。

ちなみに私は発言時間も極力少なめに抑え、「自分の発言量(司会は除く)」が「メンバー1人当たりの発言量」の半分以下になることを意識していました。

注意点4:スピード感を意識し、リズム良く進める

場の盛り上がりを演出するために、スピード感も重要な要素です。A君が発言したら次はB君、今度はCさんというようなリズムの良い流れができることで、自然と意見が出やすい環境が出来てきます。

Webや本で見かけるマインドマップはどれも綺麗なものが多いですが、複数人数で行う場合は美しく書くことにこだわらず、テンポの良い会話が続くように素早く書くと良いと思います。

同様に1つの発言に対してリーダーが考え込まずに、次の発言、次の発言、というようにテキパキと投げかけをすることも大切です。

注意点5:話の脱線を恐れない

場が盛り上がってくると、思わぬ方向に話が脱線することがありますが、それを恐れないことも大切です。

世間一般に、会議中の脱線はあまり良いものとみなされていませんが、このようなディスカッションの場合はむしろ歓迎するべき事項です。

今回起こった事例は後述しますが、マインドマップを使ったディスカッションでは、話題が一度逸れることによって議論が深まったり、考えもしなかったような新たな発見が生まれることもあります。

話が脱線してしまった場合も無理に修正しようとはせず、脱線を楽しむくらいの心持の方が面白い結果を生んでくれることと思います。(あまりに大幅にずれてしまった時には修正も必要です)

実際に行ってみて、鍵になったポイント

実際に行ってみて、鍵になったポイント

鍵となった3つのポイント

今回のディスカッションは2時間程度でしたが、振り返ってみるとその中には鍵となったポイントが3つありました。

このブログを読んで「自分たちもやってみよう」と思っていただけた方には参考にしていただける内容ですので、ご紹介いたします。

キーポイント1:砕けた話により一気に緊張が解ける

今回、新しいメンバーが参加してくれたこともあり、ディスカッションの開始時にはメンバーの中にも多少の緊張感が見受けられました。

ディスカッション自体は、そんな緊張感が残る中でスタートしましたが、それが一気に解けたのは次のような会話からでした。

A君:「解体業者さん専用のSNSを作ったら役立つと思います。」
リーダー:「面白そうだね。みんな何てつぶやくの?」
B君:「ちょうど今から昼休憩」
Cさん:「今日から新しい現場に入ります」
A君:「不法投棄なう」
一同:「え~!?」、「なんだそれ!?」、「それはやりすぎ!?」etc. 大爆笑

話の内容としては褒められたものではありませんが、これで意見が一気に出やすくなったことは確かです。(誤解を恐れずに場が和んだ例として記載しましたが、いつもは絶対に不法投棄を出さないために真剣に取り組んでいる会社です。

キーポイント2:意見が出なくなった時は考え方のヒントが大切

ディスカッションは終始和やかな雰囲気で行われましたが、途中で意見が停滞しそうになった時が何度かありました。そんな停滞を打開したのは「5W1Hにあてはめて考えてみようか?」という投げかけでした。

例えば「トラブルの事例」を当てはめると、次のような質問が生まれます。
・誰がトラブルを起こした?
・何についてのトラブルになった?
・いつトラブルになった?
・どこでトラブルになった?
・なぜトラブルになった?
・どのようにしてトラブルになった?

単独のキーワードだけでは連想が難しかった際にもこのような質問を頭に思い浮かべることで、様々な新しいキーワードを導き出すことができました。

※今回は5W1Hでしたが、ヒントは何でも良いと思います。

キーポイント3:キーワードを何度も行き来する事によって、連想が深まっていく

手順5のところでも書きましたが、今回も「あるキーワードについて話すことで、全く関係ない他のキーワードについての連想が生まれる」ということが多々ありました。

新しい閃きが生まれたとき、メンバーは「今のキーワードと全く関係ないんですけど、話して良いですか?」と声を上げてくれましたが、そのような唐突な閃きはどれをとっても素晴らしいものでした。(人間の脳ってすごいですね)

2時間のディスカッションのうち、1時間半程度で一通りのキーワードは羅列することができましたが、その後も雑談をはさみながら上記のような行き来を繰り返すことで、連想を更に深めることができました。

ディスカッションから得た物

ディスカッションから得た物

得られた5つの物

約2時間のディスカッションでしたが、終えた後の率直な感想は「本当にやってよかった」という気持ちでした。

それでは最後に、今回のディスカッションを通じて得ることが出来た物をまとめたいと思います。

得た物1:一人では及びもつかない豊富な案

事前に一人で作成したマインドマップ:まとまっているものの、自分の考えの枠にとらわれ、思考の幅が狭まっている。矢印今回メンバーと作成したマインドマップ:様々な角度から考えられた意見により、幅広い発想が得られた。※クリックで画像が拡大できます。

 

今ディスカッションを取り汲んだ背景として、「一人の力から得ることができる発想は限られていても、複数人数で考えをめぐらせることによって一層幅広い発想を得ることが出来るのではないか。」という考えがあったのですが、実際にその通りの結果を得ることができました。

実はメンバーに内緒で、ディスカッション前に自分一人でマインドマップを組み立ててみました。左写真(クリックで拡大できます)がそれにあたるのですが、ディスカッション時のマインドマップである右写真の方が遥かに豊富な案が出ていることがわかります。

ディスカッション前には、「一人でもそれなりに案が浮かんだけれど、もっと沢山の案が出るのだろうか?」という疑念もありましたが、あとで振り返ってみると、いかに一人の人間の力がちっぽけかがよく分かります。

コンテンツを作る上での豊富な案が、まず第一に挙げることができる成果です。

得た物2:サイトの新たな対象者

サイトの新たな対象者

ディスカッションによって、サイトの新たな対象者を見つけることもできました。

当初、対象となる人を「解体工事を検討中・検討予定の人」、「解体工事に携わっている人」、「解体工事をする予定はない人」という3つカテゴリに分けていましたが、メンバーから案を求めたところ「近隣で行っている解体に不安を持っている人」という新たなカテゴリが生まれました。

私はもともと「解体工事をする予定はない人≒解体工事に興味はない人」という捉え方をしていましたので、「近隣で行っている解体に不安を持っている人=家を壊す予定は無くとも、解体に興味を持っている人」というのは全く新しいカテゴリです。

このカテゴリの方は、「埃が舞って布団が干せないのではないだろうか?」、「振動で自分の家が傾かないだろうか?」というような不安・不満を抱えています。このような属性の人をサイトの対象者として意識することによって、同様のコンテンツであっても一層深く掘り下げることができます。

更に、住宅街では同じ築年数の家が建ち並んでいることが多く、複数の家が同じ時期に解体することは珍しくありません。ですから、「近隣で行っている解体に不安を持っている人」に対してしっかりとしたコンテンツを提供すれば、近い将来に同じ人が「解体工事を検討中・検討予定の人」としてリピートしてくれることは十分に考えられます。

ディスカッション前には対象者が広がることなど全く予想していませんでしたので、これは非常に大きな発見だったと思います。

得た物3:受け取り手によって変わる「コンテンツの役割」

受け取り手によって変わる「コンテンツの役割」

様々なキーワードを行ったり来たりしながら話し合いを重ねるうちに、あるメンバーが言ったのが「同じ内容でも、受け取り手の立場が変わると、違った役割のコンテンツになりますね。」という言葉でした。これは非常に興味深い発見です。

最近では様々なまとめ系の面白コンテンツがネット上に溢れていますが、まとめられた本人はちっとも面白い物だと思っていないということも少なくありません。

現状では具体的な例をご紹介出来ないのですが、このようなコンテンツの二面性を意識することで、1つのコンテンツの対象者を広げたり、既存のコンテンツを別の対象者に向けてリメイクすることも可能なのではないかと感じました。

参考:ワークマン – http://www.workman.co.jp/

得た物4:「サイトの新たな存在意義」の発見

「サイトの新たな存在意義」の発見

ディスカッション中、何度か話が脱線することがありましたが、その中で私達が作ろうとしているサイトの新たな存在意義を発見出来ました。

きっかけとなったのは、次のような会話でした。

A君:「世間の人が持つ解体業者さんへのイメージを話したけど、悪いイメージを持つ人も少なくないよね。」
B君:「確かに、暴力団とか不法投棄とか、怖いニュースもあるもんなぁ。」
Cさん:「実際には良い人も多いのに、残念だよね。」
A君:「そういえば、解体業者さんってホームページに写真を載せたがらない人が多いと思うけど、世間のイメージも影響してるのかな。」
Cさん:「引け目みたいに感じている人もいるのかもしれないね。」
B君:「それなら解体業者さんの事を認知してもらえるコンテンツを作って、イメージアップできたら良いよね。」
A君:「それで業者さんが胸を張れるようになったら凄いよね!」

当初はサイトとは全く関係のない雑談だったのですが、それによってサイトに課せられた新たな使命を見出すまでに至ったのです。初めは世間への認知というとコミカルなバイラルコンテンツしか頭に無かったのですが、解体業者のイメージアップという使命が加わったことで、より力の入ったコンテンツが作れそうに思います。

得た物5:メンバーとの一体感

メンバーとの一体感

十分に盛り上がったディスカッションでしたが、最後に残ったのは「楽しい時間・有益な話し合いをメンバーで共有できた」という満足感でした。

もう少し先にはコンテンツの作成が徐々に始まりますが、今回の話し合いが無かったとしたら、それは私一人で考えたサイトになってしまいます。仮に成功したとしても、他のメンバーはその喜びを自分の物として心から感じることはできません。

しかし、今回の話し合いがあったことにより、サイトはメンバーの一人一人が携わった作品へと変わります。もし今回のサイトが成功できれば、それはメンバー全員にとって「非常に大きな経験」と「非常に大きな自信」、そして「非常に大きな喜び」になること間違いありません。

まだ何も始まってはいませんが、体験の共有という点でも大変意義のあるディスカッションだったと思います。

次回のお知らせ

ディスカッションの内容を整理し、作成するコンテンツの内容と順番を決める

今回はマインドマップを利用したディスカッションで沢山の発想を得ることができましたが、現状ではアイデアが拡散した状態です。そこで、次回はアイデアを整理し、実際に作成するコンテンツの内容と順番を決めていきたいと思います。

限られた時間、限られた人数で成果を出していくためには、しっかりとコンテンツの取捨選択をし、作成する順番を合理的に考えていかなくてはいけません。なかなか労を要するプロセスですが、ここを経ることでようやくサイトの輪郭が見えてきます。

最後にはコンテンツマップと作成順序をご紹介できるところまで煮詰めていきたいと思いますので、どうぞお楽しみに!

サイト全体の構成を考え、コンテンツを作成する順序をつける

この記事を書いた人

川口 哲平

川口 哲平

代表取締役/CEO クルー全員が「自分自身の可能性」と「働くことの喜び」を見出しながら前進し、全ての人に「楽しく豊かな暮らし」を提供できるよう、尽力していきます。

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